えびすクリニック

ザガーロ(男性型脱毛症治療薬)

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ザガーロとはどんな薬?

男性型脱毛症治療薬(税込)
9000円(1箱30錠)

ザガーロは、グラクソ・スミスクライン株式会社が承認を得たAGA治療用内服薬の新薬です。ザガーロの有効成分となるのは「デュタステリド」。これは日本で前立腺肥大症の治療薬として利用されている「アボルブ」にも含まれる有効成分で、海外では「アダポート」という名前で販売がされています。 「デュタステリド」は、もともと前立腺肥大症のために開発された薬の有効成分でしたが、後にAGAに効果があることが分かりました。日本では2009年に前立腺肥大症の治療薬としてのみ承認されており、今回2015年にAGA治療薬として承認されました。

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ザガーロの作用機序とヘアサイクルへの影響

男性型脱毛症のヘアサイクル

男性型脱毛症では、ジヒドロテストステロン(DHT)などの関与によりヘアサイクルの成長期が短縮し、硬毛が軟毛化することで薄毛が徐々に進行します。

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ザガーロによるヘアサイクルへの影響

ザガーロは、テストステロンをDHTへ変換する1型および2型の5α還元酵素をともに阻害し、DHT濃度を低下させることでヘアサイクルの正常化を促し、毛髪数を増加させます。

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ザガーロの注意点

ザガーロは男性のAGA治療にのみ効能があります。

ザガーロは「男性の男性型脱毛症」に適応があります。そのため円形脱毛症やびまん性脱毛、抗がん剤による脱毛には効果がないと言われています。

ザガーロは20歳未満の方の服用はできません。

ザガーロは20歳未満での安全性・有効性が確立されていません。これは20歳未満の方での安全性・有効性が確立してされていないからです。

ザガーロは女性の服用はできません。

ザガーロは女性に対しては適応がありませんので女性には処方できません。また妊娠中や授乳中の女性がザガーロを服用すると、男性胎児や乳児の健康に悪影響がおよぶ可能性があります。

ザガーロと輸血

ザガーロを服用中の方は輸血ができません。これは、日本赤十字社によって正式に発表されています。献血を行う場合、ザガーロの服用を中止してから6カ月以上の間隔を空けなければいけません。

ザガーロの副作用

副作用の主なものは調査症例557例(日本人120例)中95例(17.1%)で、勃起不全24例(4.3%)、リビドー減退22例(3.9%)、精液量減少7例(1.3%)でした。日本人120例中、臨床検査値異常を含む副作用が報告された例は14例(11.7%)でその主なものはリピドー減退7例(5.8%)、ED・勃起不全6例(5%)、射精障害2例(1.7%)です。国内長期投与試験では120例中20例(16.7%)に臨床検査値異常を含む副作用の主なものは勃起不全13例(10.8%)、リピドー減退10例(8.3%)、射精障害5例(4.2%)です。

プロペシア(フィナステリド)の副作用は4%前後であることが知られていますのでプロペシア1㎎より副作用が多く見られていますが前立腺肥大の薬としてみると副作用は決して多くはありません。作用機序が似ており、プロペシアより強力に5α-還元酵素を阻害するため副作用の症状はプロペシアと同様で頻度はザガーロの方が多めです。

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