生活習慣病とは「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」を表すものとして厚生労働省が導入した行政的概念です。
具体的には、毎日のよくない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気で、代表的なものとして高血圧・糖尿病・高脂血症・メタボリック症候群などがあげられます。
生活習慣病の特徴は?
生活習慣病は自覚症状が出にくい、また痛みなどの明らかな形で現れたときにはすでに病気が進行してしまっていることが多く見られます。
自分が生活習慣病であるということに気づかずに放置しているとどんなことがおこるのでしょうか。
生活習慣病はまず身体への負担がかかり始めます。血液の流れや身体機能の低下が現れ始めるため、疲れやすい、といった症状の他、また自覚が無い状態であっても身体には負担がかかっているのです。
また特徴として、1つの病気がその他の病気を併発・誘発こともあげられます。
特に高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が重なった状態を「死の四重奏」といい、最も動脈硬化を起こしやすいといわれています。
生活習慣病の特徴
- 自覚症状がなかなか出ず、早期発見が難しい
- 自覚症状が出たときには、病気が進行していることが多い
- 発症後は薬物療法と、生活習慣の見直しが必要
動脈硬化が進むと、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・脳出血などの重大な病気を引きおこす可能性が高くなります。
しかし、自覚症状がほとんど出ない初期の段階ではどうすれば良いでしょうか。
生活習慣病の不安があったら
まずは今の自分の状態を検査データや医師の問診で知ることからはじめましょう。健康診断などでいくつものデータが出ると思います。全てを個人個人で理解するということは難しいと思います。その中で判定のレベルも一つのきっかけとなると思います。
不安に感じたら、お気軽に受診をしてください。身体に異常を感じていないと、クリニックに行きづらいという方もいらっしゃると思いますが、健診で気になる部分がある、とご相談いただければしっかりとした検査や改善方法についてご案内いたします。
生活習慣病の予防・治療の流れ
- まず知ろう
- 振り返ろう
- 改善しよう
- この先のことを長期で考えよう
患者さんの状態に合わせて、検査や治療、アドバイスをおこなってまいります。
お気軽に内科外来を受診してください。
大阪市東成区大今里南
えびすクリニック